2013年03月24日

【下見編】富士川水系探訪の旅 続

 ゆきどけーしょんで各地の水量も増加し、川下りのベストシーズンとなってきましたが、あいにく年度末の忙しさとカブってしまって思い切って遊べない。今日はひさびさに時間が取れましたが、夕方品川で所用ありまして、15時までには帰宅しなければならないため行き先は近場に限定されてしまう。

 時間的、経済的な事情で近場しかいけないケースは今後もかなり増えてくると思われるため、ここ最近、ご近所(約100km圏内)でいい川がないか重点的に調査しております。とくに気になっているのが、狩野川水系と富士川水系。

 釜無川が増水しているので今日は富士川水系に行くことにしました。
 ちなみに富士川水系は、昨年も一度支流を探索したことがあります。

 ・芝川(下流域のみ漕行。要再調査)
 ・福士川
 ・早川
 ・芦川

  今回は、前回の続きですね。

 ■塩川
 水位:4.39m(金剛地)

 正月、KYOKOさんと釜無川下った際に気になってると聞いていた川です。

 根古屋の孫女橋付近は川幅が狭まり渓谷相でいい感じ。
 言ってはったんは、どうやらこれっぽい。

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 しかし、近付いて観察すると、狭すぎて下れるか微妙。

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 水量は、ギリギリ下れそうなんで、とりあえずここを中心にコース設定してみることにしました。

 プットインは、平橋。

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 テイクアウトは、仁田平橋。
 あれ…、水量、減ってませんか?

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 問題は、孫女橋以降は渓が深く、さらに後半は車道からも離れるため下見が困難な点。

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 視界のよさげな場所に停車して川を覗き込むことを繰り返していると、異常な瀑音が聞こえる。かなり高そうな砂防堰堤がありました。巻けるかどうか確かめたかったんですが、今いる右岸側からでは確認できず。地形図でさらに確認していると、仁田平橋付近にも堰堤マークあり。仁田平橋で減水しているのはここで取水してるからか? それにしてもリスク高すぎるなー。

 もう一つ気になっていたのが、鳥井坂トンネルの区間でしたが、こっちは発電所より上流部ということもあって水がほとんど流れてない。

 うーん、この根古屋セクションをじっくり調査するか、さっさと諦めて次の候補地に向かうか迷うな…。結局、後者を選択することにしました。


 ■笛吹川
 水位:-1.14m(石和)

 次にやってきましたは笛吹川。
 富士川水系の最大支川ですから期待値も高かったですが、いざやってきてみると水が全然ありませんやん。

 天科発電所付近から川を望む。取水量7.6tとあります。どうやら、上流の広瀬ダム直下の広瀬発電所から根こそぎ取水されてるみたい…。

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 広瀬ダムまで遡上。川沿いに走る国道140号をさらに進むと「雁坂トンネル有料道路」ってのがあって、なんと荒川上流に出ちゃうようですね。それにしても、雪がほとんどない。釜無川の雪解け増水っていうても、どうやらこっち(奥秩父山塊)側は影響少ないみたいですね。標高高いから期待できるかなーと思ってたんですが。

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 広瀬ダムの上流は、あの西沢渓谷があります。ここを下見するのもありですが、一般車両通行禁止らしい。めんどくせーなあ。もう帰ろっかな…と、来た道を引き返していきましたが、やっぱりもうちょっとと脇道に入ってみる。

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 「みつけた…」

 メデューサのミサちゃんもゲートを発見したときこんな気分になるんでしょうか。いいです。かなり好み。水が増えたらぜひ下ってみたい。

 「清水渓谷」という名前がついているようです。

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 本日はこの2本の下見のみでタイムアウト。下れずじまいでしたが、どちらも増水時に狙ってみたい川でした。次はどのへん探そうかな。


ニックネーム ラナ父 at 05:02| Comment(0) | 【下見編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月10日

【下見編】木曽福島周辺

 3時半、起床。
 とにかく疲労困憊で、温泉にも浸かったことやし、泥のように眠るかと思いきや、あまりに寒く何度も目が覚めてしまった。
 今日は集合時間10時に木曽福島ということなんで、それまでの間に回れるだけ回ってみようと国道151号を北上開始。

 下道で伊那まで移動。5時を過ぎて、気温は12℃と暖かくなってきた。高速道路みたいな作りの権兵衛トンネルを抜けると木曽地方に入る。木曽といえば日本ラインしか行ったことがない。なにげにここを訪れるのは生まれて初めてだったりします。驚いたのは、トンネルを抜けると気温が一気に10℃も下がった点。一気に、雪国のような景色となりました。

 ■木曽川本川

 まずは木曽病院へ。
 目の前に取水堰があります。ここの水門が開いていればハッピーでしたが、あいにくチョロ出ししかしてくれてませんでした。

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 次に下流へ移動。途中、あの万場区間を通り過ぎる。減水区間といっても根こそぎ取水してるんでカツカツで下れたものではありませんが、なるほど、こらすごいですわ。川本来の水量があれば、みなかみや小歩危と同等以上の規模になりそう。木曽川のポテンシャルをひしひしと感じる。

 目的地は南木曽(なぎそ)。

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 こっちは水量回復してますが、快適に下るにはまだ若干足りない。

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 しかし、ここも増えたらかなりすごそう。
 権兵衛トンネルから近い宮ノ越区間も下れるらしいですから、水さえあれば、かなり長い区間が取れることになります。ここ木曽福島は、楽園でした。幻の楽園ですが。

 ■柿其川

 次の行き先は、柿其渓谷。KYOKOさんのブログで存在を知りました。
 噂に違わぬ極上の透明度。

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 しかし、下る区間設定が難しい。水量的には堰堤下流〜木曽川本川かなと思うんですが、どこもかしこも渓が深くてほとんど見えません。ようこんなとこ下ってんなあ。

 ■小 川

 その次は、小川。赤沢渓谷、五枚修羅で知られるこれまた木曽川の支流。

 天気が悪くなってきたのもあって、なんだか冬っぽい雰囲気に。焼笹橋まで遡り、五枚修羅まであと少しでしたが、道路脇が積雪しだしてきたので引き返しました。

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 あと、阿寺渓谷も見に行きたかったんですが、残念ながら時間切れ。本日の集合場所、道の駅木曽福島に向かいました。


ニックネーム ラナ父 at 05:41| Comment(0) | 【下見編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11 ラビリンス(西野川1◆131本目)

水位:なし 気温:4℃(木曽福島) 天気:曇り時々雪
区間:野中橋〜本社橋(約4.9km) 勾配:19.39‰(895m→800m) 所要時間:150分 メンバー:ふっちーさん、Kださん、コウさん、ジーパーナベさん、あさひ77さん



 今日は、ふっちーさん以外全員がはじめましてでした。知らない人と漕ぐのはありそうで実はなかなかないもんで、非常にいい経験になります。ラナの存在が気を遣うところでしたが、みなさん大丈夫そう。
 本日のメンバーは、首都圏からコウさん、ジーパーナベさん、あさひ77さん、地元からKださん。

 移動先は、西野川でした。
 なにそれ? 聞いたことないで…?
 情報溢れるこのご時世に、まったくノーチェックの川がいきなり出てくるなんて、夢でも見てるよう。ドキドキしてきます。

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 西野川は、御嶽山(標高3,067m)を水源とし、…王滝川左岸に注ぐ天竜川水系の一級河川です。

 御嶽山といえば、その西麓を水源とする小坂川をむかし漕いだことがあります。北麓からは飛騨川、秋神川。南麓からは王滝川、そして、東麓にこの西野川が流れ出しています。

 下る候補は、この西野川と木曽川本川南木曽セクションのふたつがありました。どちらにするか協議(私は聞いてるだけでしたが)。
 ・どちらの川も下ったことのあるメンバーはいない。
 ・西野川は渓が深くて川沿いに道がなく、道中の渓谷部の川相が不明。
 ・西野川は水量不足。川幅が狭まらないとかなり厳しそう。
 ・南木曽も水量不足。ここ最近の傾向では午後から発電放流で急激に増水しているが、今日も増えるという保証はない。

 すなわちどちらも決め手に欠けるといったところでしたが、すでに現地入りしていたこともあって、西野川を下ることになりました。滝があるかもという話もあり、道中の川相がまったく不明なのが引っかかっていて、ラナを連れていくべきか、最後の最後までかなり迷っていましたが、最終的には連れていくことにしました。この水量ならなんとかなるやろと。

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ニックネーム ラナ父 at 05:21| Comment(0) | 甲信越>西野川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月09日

10 ベコリンチョ!(遠山川1◆130本目)

水位:0.06m(和田) 0.78m(平岡) 気温:22℃(南信濃) 天気:快晴
区間:小道木橋〜押出橋(約3.1km) 勾配:15.80‰(463m→414m) 所要時間:150分 メンバー:ソロ



 いよいよ始まった、ゆきどけーしょんのシーズン!

 といっても関東地方のそれはまだ今ひとつ把握できておらんのですが、正月にKYOKOさんと下った釜無川(富士川上流)なんて、水位(船山橋)が20cmくらい上がっている。甲信ではぼちぼち始まったかな? と思うと気もそぞろ。
 そしてタイミングよく、十津川は上湯川以来、約半年ぶりの土日両日フリータイムをいただきました。今の時期は仕事キツいんで休みたい(もしくは仕事して少しでも遅れを取り戻したい)願望も少なからずありましたが、千載一遇のこの機会をみすみす逃してなるものかという気持ちが勝りました。

 行き先有力候補は群馬県は吾妻川でした。北関東の雪どけはまだ先みたいですが、放流ありという情報を聞いていたので。週半ばから岩島の水位計に何度もアクセスしてましたが、期待に反して一向に増加しない。東電様に直接聞いたみたところ、3月中は放流予定ありませんとのたまうじゃありませんか。ショッキ!

 ということで行き先変更。吾妻川の件で連絡を取り合っていたふっちーさんたちは日曜日木曽に行くらしい。日曜日はこれに乗っけてもらうとして、土曜日はどこへ行こう?
 冒頭のとおり甲信は雪どけ始まってるくさいんで、支流の漕げる可能性は高そう。伊那地方周辺で漕ぎたいところといえば…。関東を留守にするのが長かったんで忘れかけてましたが、そういやかねてより南信に行きたかったんでした。

 天竜川水系、阿知川、遠山川、和知野川。

 このうち阿知川は下ったんで、有力候補は遠山川、和知野川となります。渓流釣り解禁になったばかりなんで、釣りの状況と水量を鑑みてどっちを下るか決めよう。場合によっては下見だけでもいいかな。

 松川ICから、天竜川WWF会場の阿島橋を経由して、矢筈川沿いを遡上。矢筈トンネルを抜ければそこは秋葉街道。右手には上村川。コバルトブルーの清流です。自ずからテンションが上がる。漕いだら気持ちええやろな〜。阿知川とか、矢筈川とか、天竜川水系のカラーって黄と黒が基調のイメージでしたが、どうやらここいらは違うみたい。

 ということで、はるばるやって来ました遠山郷! ここまでの所要時間はだいたい4時間でした。

 まずは遠山川の下見から。

 遠山川は、赤石山脈の聖岳(標高3,013m)を水源とし、長野県飯田市南信濃木沢で南流してきた上村川を合わせ、天龍村平岡で天竜川左岸に注ぐ、天竜川水系の一級河川です(流域面積342.5 ku,幹川流路延長39.3 km)。

 上村川と本谷川が合流して遠山川となる出合の位置に梨本堰堤(飯島発電所取水堰)があります。最大取水量9.8トンとありますから、発電所までの約16kmはこの規模の川なら水を根こそぎ奪われた減水区間となるはずですが、今日はどうやら取水していないみたい。ラッキー。

 候補となるセクションは二つありました。
 一つ目は、梨本堰堤よりさらに上流部。少し走ってみて、やたら道が悪いし、水量微妙、川相も荒れ気味なんで、3kmほど遡上したところで打ち切り。
 二つ目は、梨本堰堤より下流すぐにある約2kmの渓谷部。KYOKOさんが過去に下ってます。一目見て「ああ、ここか」と得心しました。看板によれば、「荒」と呼ばれるらしい。そういや、多摩川にも「惣岳の荒」ってのがありましたね。

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 この荒渓谷は充分すぎるくらい水量がありましたが、想像してたよりかなり怖いデス。はたして、無事に出られるんだろうか…?

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 まあでも、漕ぐならここやろな。釣竿も全然出てないことやし、思い切ってやってみますか…。
 テイクアウトは、渓谷部の出口にあたる押出橋に設定。次にプットイン探し。KYOKOさんは吊り橋から入ってましたが…。あ、あった。

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 対岸に渡り、川に下りる道を確認。しかしここ、正直使いたくない。理由は、吊り橋が怖いから(注:高所恐怖症)。なんかやたら揺れるし、底板破れたりせんやろか不安やし。こんなところをダッキー担いで歩く勇気はございません。

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 というわけで、さらに1kmほど遡上した小道木橋からプットインすることにしました。出発は、12時半過ぎ。

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 序盤はサラサラと快適な流れ。あっという間に件の吊り橋に着いてしまいました。

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 右サイドチューブがややヘコんでいたのでポンプでエア注入。満を持して荒渓谷セクションへ。
 川相が、一気に変わる。今までの平瀬からは想像もつかない、巨岩が至るところに鎮座している。さて、先の見えない場所に出たのでボートから下りてスカウティング。

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 流れは二又。左岸側は浅い。右岸側は中央の巨岩が邪魔して死角になってちゃんと見えないけど、テトラ絡みっぽいなあ。右岸に渡って再スカウティングするより、このまま担いだほうが早いか…。ということで、浅い場所だけポーテージして再開。

 漕ぎ出してすぐまた見えない場所に出たので再び上陸。さっきと似た二又で、右岸側の流れは見えない。左岸側は今度は下れそうですが、なんかエグそう。迷うところですが、まだ序盤やし、ここも担ぐか…。

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 担いでいる間に、疑惑は確信になっていました。サイドチューブが明らかにおかしい。もともとわずかながら徐々に空気が抜けていく状態で、30分に1回くらいの割合で再注入してやる必要がありましたが、抜けるスピードが加速されたようでベッコベコにヘコんじゃってます。
 まさかまさかの、パンクですか…?

 まだ時間はあるんで、上陸してじっくり調べてみることにしました。
 ポンプで空気を入れてみても、圧がかからない。こらあかんわ、どっか破れたんかな…とインナーチューブを取り出して、再度膨らませ、水をかけてみる。
 異常なし。
 もともと開いていたピンホールが何かの拍子で裂けて広がったんちゃうかと読んでいたんですが…。パンクやなかった?
 耳をそば立ててみても、空気が漏れる音は聞こえない。そもそも一帯は流れが岩を噛む音で満たされて満足に聞こえない。

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ニックネーム ラナ父 at 05:24| Comment(0) | 甲信越>遠山川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【番外編】遠山川 補遺 バルブメンテ

 せっかく来たんだから、ゆっくりしたかった。せめてランチ、せめて温泉、せめて道の駅とかで資料収集くらいしたかったんですが、とにかく時間がない。ぶっ飛ばして来た道を戻り、国道151号沿いのホームセンターへ駆け込む。

 ラジオペンチ…バルブレンチのツメ矯正用として
 マンリキ…バルブレンチ補助用として

 購入したブツは、しめて約700円也。

 バルブを開くには、左手でバルブレンチを回しつつ、右手でインナーチューブ越しにバルブのメス部分を握って固定してやる必要がありますが、あまりにキツく締まりすぎてて、ザ.マンリキ様のお力を借りるしかないという結論に達していました。問題は、バルブを固定できるようなデカいのが見つかるかどうかでしたが、だいたいイメージどおりのブツが、わりと安価で入手できました。コメリ様様です。

 時刻は17時半を経過。日没まであと1時間もないか。
 阿島橋に移動。実はここ、ラフトレース天竜川WWFの会場でして、勝手知ったる場所。作業する環境としてはベストです。

 さて、いよいよオペの開始です。インナーチューブを痛めないよう、ガムテープを養生がわりにしてマンリキに固定。バルブが円形をしているので、力を込めるとすぐズレる。悪戦苦闘を重ねた結果、ようやく緩めることに成功しました。

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 ネジ穴には、小さい砂粒がいくつか噛んでました。やたら固かった原因はこのあたりにあったんでしょうか。タオルで汚れを丁寧に拭き取り、締め直す。耳を済ませて、エア漏れがないことを確認。今夜一晩放置して問題なければ、明日は下れそう。

 空気を入れ終わったのと、日没はほぼ同時でした。

 ああ、これでやっとゆっくりできる。
 お風呂はWWF時にもお世話になっていた「ほっ湯アップル」へ。

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 阿島橋に戻り、椅子に腰かける。足元にはラナが丸くなって眠っている。缶ビールのフタを開け、夜空を眺めながらぼんやりするという最高の時間が訪れるはずだったんですが、おかしなことに、やたら寒い。日中は20℃オーバーだったはずなのに、なんでやねん。歯がカチカチ鳴るほど冷えてきたんで、早々に車内に退散しました。


ニックネーム ラナ父 at 05:13| Comment(0) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする