2013年03月09日

10 ベコリンチョ!(遠山川1◆130本目)

水位:0.06m(和田) 0.78m(平岡) 気温:22℃(南信濃) 天気:快晴
区間:小道木橋〜押出橋(約3.1km) 勾配:15.80‰(463m→414m) 所要時間:150分 メンバー:ソロ



 いよいよ始まった、ゆきどけーしょんのシーズン!

 といっても関東地方のそれはまだ今ひとつ把握できておらんのですが、正月にKYOKOさんと下った釜無川(富士川上流)なんて、水位(船山橋)が20cmくらい上がっている。甲信ではぼちぼち始まったかな? と思うと気もそぞろ。
 そしてタイミングよく、十津川は上湯川以来、約半年ぶりの土日両日フリータイムをいただきました。今の時期は仕事キツいんで休みたい(もしくは仕事して少しでも遅れを取り戻したい)願望も少なからずありましたが、千載一遇のこの機会をみすみす逃してなるものかという気持ちが勝りました。

 行き先有力候補は群馬県は吾妻川でした。北関東の雪どけはまだ先みたいですが、放流ありという情報を聞いていたので。週半ばから岩島の水位計に何度もアクセスしてましたが、期待に反して一向に増加しない。東電様に直接聞いたみたところ、3月中は放流予定ありませんとのたまうじゃありませんか。ショッキ!

 ということで行き先変更。吾妻川の件で連絡を取り合っていたふっちーさんたちは日曜日木曽に行くらしい。日曜日はこれに乗っけてもらうとして、土曜日はどこへ行こう?
 冒頭のとおり甲信は雪どけ始まってるくさいんで、支流の漕げる可能性は高そう。伊那地方周辺で漕ぎたいところといえば…。関東を留守にするのが長かったんで忘れかけてましたが、そういやかねてより南信に行きたかったんでした。

 天竜川水系、阿知川、遠山川、和知野川。

 このうち阿知川は下ったんで、有力候補は遠山川、和知野川となります。渓流釣り解禁になったばかりなんで、釣りの状況と水量を鑑みてどっちを下るか決めよう。場合によっては下見だけでもいいかな。

 松川ICから、天竜川WWF会場の阿島橋を経由して、矢筈川沿いを遡上。矢筈トンネルを抜ければそこは秋葉街道。右手には上村川。コバルトブルーの清流です。自ずからテンションが上がる。漕いだら気持ちええやろな〜。阿知川とか、矢筈川とか、天竜川水系のカラーって黄と黒が基調のイメージでしたが、どうやらここいらは違うみたい。

 ということで、はるばるやって来ました遠山郷! ここまでの所要時間はだいたい4時間でした。

 まずは遠山川の下見から。

 遠山川は、赤石山脈の聖岳(標高3,013m)を水源とし、長野県飯田市南信濃木沢で南流してきた上村川を合わせ、天龍村平岡で天竜川左岸に注ぐ、天竜川水系の一級河川です(流域面積342.5 ku,幹川流路延長39.3 km)。

 上村川と本谷川が合流して遠山川となる出合の位置に梨本堰堤(飯島発電所取水堰)があります。最大取水量9.8トンとありますから、発電所までの約16kmはこの規模の川なら水を根こそぎ奪われた減水区間となるはずですが、今日はどうやら取水していないみたい。ラッキー。

 候補となるセクションは二つありました。
 一つ目は、梨本堰堤よりさらに上流部。少し走ってみて、やたら道が悪いし、水量微妙、川相も荒れ気味なんで、3kmほど遡上したところで打ち切り。
 二つ目は、梨本堰堤より下流すぐにある約2kmの渓谷部。KYOKOさんが過去に下ってます。一目見て「ああ、ここか」と得心しました。看板によれば、「荒」と呼ばれるらしい。そういや、多摩川にも「惣岳の荒」ってのがありましたね。

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 この荒渓谷は充分すぎるくらい水量がありましたが、想像してたよりかなり怖いデス。はたして、無事に出られるんだろうか…?

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 まあでも、漕ぐならここやろな。釣竿も全然出てないことやし、思い切ってやってみますか…。
 テイクアウトは、渓谷部の出口にあたる押出橋に設定。次にプットイン探し。KYOKOさんは吊り橋から入ってましたが…。あ、あった。

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 対岸に渡り、川に下りる道を確認。しかしここ、正直使いたくない。理由は、吊り橋が怖いから(注:高所恐怖症)。なんかやたら揺れるし、底板破れたりせんやろか不安やし。こんなところをダッキー担いで歩く勇気はございません。

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 というわけで、さらに1kmほど遡上した小道木橋からプットインすることにしました。出発は、12時半過ぎ。

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 序盤はサラサラと快適な流れ。あっという間に件の吊り橋に着いてしまいました。

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 右サイドチューブがややヘコんでいたのでポンプでエア注入。満を持して荒渓谷セクションへ。
 川相が、一気に変わる。今までの平瀬からは想像もつかない、巨岩が至るところに鎮座している。さて、先の見えない場所に出たのでボートから下りてスカウティング。

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 流れは二又。左岸側は浅い。右岸側は中央の巨岩が邪魔して死角になってちゃんと見えないけど、テトラ絡みっぽいなあ。右岸に渡って再スカウティングするより、このまま担いだほうが早いか…。ということで、浅い場所だけポーテージして再開。

 漕ぎ出してすぐまた見えない場所に出たので再び上陸。さっきと似た二又で、右岸側の流れは見えない。左岸側は今度は下れそうですが、なんかエグそう。迷うところですが、まだ序盤やし、ここも担ぐか…。

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 担いでいる間に、疑惑は確信になっていました。サイドチューブが明らかにおかしい。もともとわずかながら徐々に空気が抜けていく状態で、30分に1回くらいの割合で再注入してやる必要がありましたが、抜けるスピードが加速されたようでベッコベコにヘコんじゃってます。
 まさかまさかの、パンクですか…?

 まだ時間はあるんで、上陸してじっくり調べてみることにしました。
 ポンプで空気を入れてみても、圧がかからない。こらあかんわ、どっか破れたんかな…とインナーチューブを取り出して、再度膨らませ、水をかけてみる。
 異常なし。
 もともと開いていたピンホールが何かの拍子で裂けて広がったんちゃうかと読んでいたんですが…。パンクやなかった?
 耳をそば立ててみても、空気が漏れる音は聞こえない。そもそも一帯は流れが岩を噛む音で満たされて満足に聞こえない。

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ニックネーム ラナ父 at 05:24| Comment(0) | 甲信越>遠山川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする