2013年04月13日

12 天城の宝石(狩野川1◆132本目)

水位:1.27m(嵯峨沢橋) 気温:16℃(三島) 天気:晴れ
区間:西平橋〜柿木川出合(約6.8km) 勾配:12.94‰(174m→86m) 所要時間:90分 メンバー:ソロ

 ラナ、120本目となりました!



 土曜日、自由時間をいただきました。
 この雪解けハイシーズンにかれこれ一ヶ月も漕げなかったので、今日はこそは漕ぎたい。しかし、行き先がなあ…。今回も近場限定なので選択肢が少ない。先週大雨が降りましたが、どこもほぼ落ち着いてしまったみたいですし。

 狩野川は…? 水位計が欠測になってて不明でしたが、静岡県のサイトから確認できました。嵯峨沢橋1.27mあります。ちょっと少ないかもと思いつつ、現地に向かう。

 狩野川は、静岡県伊豆市の天城連山八丁池(標高約1,170m)付近を水源とし、修善寺川(桂川)、大見川、黄瀬川などの支川を合わせながら沼津市において駿河湾に注ぐ一級河川です(幹川流路延長46km,流域面積852ku)。

 狩野川を初めて目にしたのは、河津七滝に行った2009年。ただ上流は水少ないなー、という印象でした。あれから4年。事前の情報収集段階では、翼さんに紹介してもらったホムペを参考にさせていただきました。
 すげ。我がバイブル『川地図101』ばりにめちゃめちゃ詳しいですやん。おかげで随分と効率的に動けました。

 まずはプットイン予定の湯ヶ島温泉へ。

 おわー、すげ。何この透明度。最高クラスですやん。

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 狩野川本川の本谷川は水カスカスですが、支流の持越川の流量がかなり豊富。そう、川下りできるくらいに…。こら、下見しないわけにはいきません。

 ここら一帯は世古峡というらしいです。

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 川沿いに道がありますが、例によってほとんど見えない。また、意外と距離が短いんで、引き続き狩野川も下ろうかと考えていたところに問題発生。
 本谷川との出合直下に堰堤がありました。四苦八苦してアクセスを試みましたが、うまくいかず。右岸沿いの「湯の道」から遠目で観察した限りでは、直前の上陸不可。ポーテージは難しそうです。

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 ちなみにこれも地形図には載ってなかったんですよねえ。3mはたぶん越えてると思うんですけど。笛吹川の一之釜もそうでしたが、やはり地形図に絶対の信用を置くのはあかんのかな…。

 堰堤直下の川相もかなり好みなんで、入川道を探し回りましたが発見できず。そうこうしているうちに時間がなくなってしまったんで、結局西平橋の下流からプットインすることにしました。

 回送は当然徒歩になりますが、シューズがフルドライだとかなりキツくなる。今回7kmくらい歩いたんで、見事靴擦れ起こしてしまいました。小指の皮ズル剥け。足引きずりながら歩いたんでしょっぱなから息切れ気味です。しかも追い打ちをかけるがごとく、ポンプが根元からバキッと折れてしまいました。裂け目に沿って手で抑えつけながらゆっくり押すと、なんとか注入は可能でしたが、神経を使うのでさらに疲れました。

 そんなヨレヨレの状態でしたが、10時45分ごろスタート。

 序盤は渓谷相の名残を留めており、ドロップが連続。

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 陽光を受けて蒼く佇む水は美しいの一言。浮かんでいるだけで、今までの労苦が報われる気分になります。ちなみに水源付近の八丁池は「天城の瞳」と呼ばれるようです。狩野川は天城の瞳から流れ落ちた涙。その輝きは宝石のようです。

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 鈴ヶ淵橋を境に川相が変化。
 ここから一気に里川ふうのそれになります。何か久しぶりな感じ。最近、渓谷部ばっかり下ってたからでしょうね。
 懸念していた水位は、時折底を擦る程度で問題ありませんでした。両岸から流れ込みがどんどん入ってくるんで、下るにつれて目に見えて水量が増えていきます。雰囲気は、どことなく長良川を想起させますね。そこそこ長く波が高い瀬が定期的に出てくるので面白い。

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 田沢橋を通過。アヒルがいます。ラナが本能発現して追いかけようとしましたが、あっという間に逃げられる(^o^)
 この先は川筋が二又に分岐していました。視界の良い右岸側を選択しましたが、失敗でした。浅すぎるためライニングダウン。下流側から左岸側の流れを覗いてみると、おっ、何やら楽しそうな瀬がありますやん。

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 せっかくなんで、担ぎ上がって下ってみました。気持ちいい!

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 月ヶ瀬の裂け目。どこまで続いてんやろ? 入ってみたい…とは思いません。狭いところ苦手なんで(^o^)

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 下船原の瀬。これもテンポよく下れます。瀬のラストに流れが集中していてけっこうな迫力。気持ちいい〜!

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 次は雲金橋上流の瀬。周囲は岩場で、断続的に瀬が続いてます。下見時にイメージしてたほど落差がなく、意外とあっさり下れました。

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 12時15分ごろゴール。

 期待以上の美しさに大満足でした。天城連山が生み出す奇跡の宝石ですね。初めてでしたが、冒頭のとおり事前に詳細情報が得られたのと、基本ドロップ&プール型で険悪な瀬もなかったのとで終始リラックスして下ることができました。振り返ってみると、初めて臨む川は心臓バクバクさせながら下るものばかりだったんで、久しぶりにツーリング気分を楽しめた気がします。

 釣り竿もところどころ出ていましたが、みなさん気さくに挨拶していただき、不快な思いをすることはありませんでした。ただ川相が鮎釣り向きなんで、おそらく6月の鮎解禁以降はダメでしょうね。この川の鮎は美味しいやろなあ。

 狩野川水系は支川も豊富です。黄瀬川を筆頭に、柿田川、大場川、修善寺川(桂川)、大見川、そして今日見てきた持越川と、興味をそそられる支流がたくさんあります。機を見て徐々に開拓していきたいです。

 帰路は沼津経由ではなく、初めて箱根越えルートを通ってみました。この界隈でもいい川見つからへんかなー。

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ニックネーム ラナ父 at 10:31| Comment(4) | 東海>狩野川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする